星逢一夜の感想。

「星逢一夜」観劇してきました。

 

今回は超ネタバレの内容であり
小学生の夏休みの宿題の感想文に近い
観劇感想になっていますのでご注意ください。

スポンサードリンク

 

「星逢一夜」

 

これは本当に素晴らしい作品というか、
オリジナル作品ってそこまで期待されていないことが多い中、
ここまでのものをよく作り上げたなと、
クソ素人の僕は偉そうにも思ってしまいました。

 

何度も何度も泣きそうになってしまう場面があり
客席ではすすり泣く方が続出していまして、
上田先生の脚本・演出力も然ることながら
雪組生の演技力にも脱帽いたしました。

 

あれは泣きますよね。

 

僕がこんな見てくれじゃなかったら
間違いなく号泣していましたから。

 

そこだけが残念でなりませんが、
来年スカイステージで放送されたときのために
その涙は大事にしまっておきます。

 

で、感想って何書けばいいのかわからないのですが、
観劇して思ったことを。

 

晴興や泉、源太はもちろん良かったのですが、
個人的にはちょび康が最高すぎました。

 

子供時代はすぐに泣いていたちょび康。

 

ある場面で泣き虫で弱虫のちょび康が
「おれはやりたい(一揆を)」みたいなことを言ったのが
すごく印象的でした。

 

体の弱かった自分の子供を亡くしたちょび康は、
厳しい年貢の取り立てがなければ救えたかもしれない…
と悔しい思いをしたのでしょう。

 

その場面から一揆の話が加速し始めたのですが、
この段階で源太が踏みとどまっていたら
一揆を止めることはできたんですよね。

 

みんなが源太についていくみたいなことを言っていたので。

 

源太は一揆を起こしてしまった方が
大勢の人が亡くなることくらいわかっていたはず。

 

でもきっと、ちょび康の子供が亡くなってしまい、
あの弱虫だったちょび康からの決意の一言を聞いて、
源太にも火がついてしまったんだろうなと。

 

望海さんが一揆を決意した理由について
晴興や泉のことばかり話していたことは
観劇前から知っていたのですが、
ちょび康視点で芝居に入り込みすぎていた僕は、
源太が一揆を決意した理由はちょび康だったに違いない!
と意味もなく結論づけていました。

スポンサードリンク

芝居終わってからは
しばらく立ち上がれませんでした。

 

設定がすさまじすぎ。

 

“愛”とか“夢”を育み続けてきた宝塚歌劇団とは
到底思えない内容の作品でした。

 

たぶんこの作品に“愛”と“夢”を盛り込んだのが
「カリスタの海に抱かれて」だったのかなと。
(設定似てたけど結末違いすぎ)

 

“愛”と“夢”を盛り込んでいれば
一揆なんて起こらなかったかもしれません。

 

源太の土下座に晴興は心を打たれ
一緒に幕府と戦うみたいな展開になっていたかもしれません。
(カルロとロベルトのように)

 

それがなんですか、あれ。

 

ぜんぜんお互いが折れないっていう。

 

たぶん晴興目線でこの作品を見ることができていたら
「知恵を振り絞って年貢を納めつつも生きていける方法を見つけてくれや!」
って思いながら観劇していたんでしょうけど、
「子供がお腹すかせているんだ!頼むから歩合制にしてくれや!」
って思いながら完全にちょび康目線で観劇している自分がいました。

 

これはどちらにも言い分があるわけなので
立場によって意見が別れることはわかります。

 

ただ、そんなとき漫画や映画だったら、
基本的には主人公側に心が惹かれていくように
巧妙に描写されていることが多いと思うんです。

 

デスノートだったらキラ側の視点で読んでしまうような。

 

ONE PIECEだったら海賊応援しちゃうような。

 

ルパン三世だったら泥棒応援しちゃうみたいな。

 

「銭形よ、早くルパン捕まえてくれ!」
なんて思いながら見ている人なんて
絶対にいませんよね。

 

キャッチミーだって映画でしか見たことありませんが、
「ハンクスよ、詐欺師を捕まえてくれ!」
なんて思いながら見てる人なんて
ハンクスファンですらほとんどいませんよね。

 

でも僕はこの作品を
蛍村の村民(ちょび康)として観劇していました。

 

これって上田先生の狙い通りなのかもしれませんが、
僕は本能的な何かが原因なのかとも考えました。

 

僕の先祖が農民だった的な。

 

農民のDNAが今でも組み込まれているからか、
ついつい農民を応援してしまうみたいな。

 

蛍村の人々を見ていたら
なんだか懐かしくすら感じましたもん。

 

というのは冗談ですけど、
もしかしたら負け組人生を送ってきているため
弱者を応援してしまう体質なのかもしれません。
(特にちょび康のような弱い人を見ると他人事だと思えないのです)

 

主人公とその相手という構図には一応なっていましたが、
皆様はどのような視点で観劇されましたか?

 

 

 

一気に話を変えまして、
ちょっと嫌だった点について。

 

一揆が終わり、晴興と泉の感動的な場面の後、
「それでもまた明日はやってくる!」
みたいな顔をして蛍村の人たちが
ワイワイと祭りやっちゃっていたんですけど、
結局何も解決していませんからね。

 

また不作が続いたら
一揆やっちゃいますよ、絶対。

 

歴史は繰り返すって言いますしね。

 

実際に源太たちも繰り返してましたし。

 

タカラヅカニュースの子役対談でも
花瑛さんが一揆再び起こすかもって言ってましたし。笑

 

この先の蛍村が心配でなりません。

 

 

 

最後に、晴興と泉がくっつかなかったことについて。

 

宝塚らしくはありませんでしたが、
泣かせてくれるなと思いました。

 

エリザベートではここしっかりとくっついていましたよね。

 

トート閣下の方が晴興よりもひどいことしていたはずなのに、
最後にはしっかりとエリザベートとくっついて
ハッピーエンド的な感じになっていましたよね。

 

というエリザベートの定理から、
もし晴興と泉が最後にくっついていたとしたら
星逢一夜もハッピーエンドになったのかもしれません。
(泣けなくなりますけど)

 

少なくとも、ちょび康に取り憑かれてしまった僕としては
ハッピーな気持ちにはなりませんけどね…
(そして泣けないという)

 

 

と、こんな感じでいつも通り
まとまりなくいろいろ書いてみましたが、
やっぱり感想文というものは
観劇した後すぐに書かないとダメですねー。

 

もっと書きたいことがあったはずなんですけど
ぜんぜん上手いこと書けなくなっていましたもん。
(観劇直後でも書けませんけど…)


スポンサードリンク


2件のコメント

  • ふくちゃん

    星逢一夜はいろんな視点で見れて、気持ちの置き場所が見つからない作品なのですね!早く、スカステで見れる日が来てほしいです!
    土方さんのまとまりきってない感想が、この作品の奥深さを語ってるような気がしますよ。
    また、何か観劇されたら観劇レポート待ってます!

  • さやか

    星逢一夜はすごく心揺さぶられた作品で、大劇場で何度も観劇しました。

    脚本の素晴らしさもですが、雪組トリデンテの演技力がやばかったですね。
    もはや演技を越えてました。魂の芝居でした。

    このお話って、悪人がいないというか、みんながそれぞれの立場にで必死に生きた結果ああなってしまったのが切ないですよねー><

    まさか宝塚でこんなすごい芝居を見れるとは思ってなかったです!

コメントを残す